研究者について
なぜ、この研究を始めたのか。
大学院生のとき、息子が小児がんを経験したことが研究を始めたきっかけです。 看護師・大学院生・親という三つの立場から、治療後の子どもたちが直面する現実を深く知ることになりました。
治療が終わったあとも、就職問題・晩期合併症・精神的サポートなど、多くの課題が続くことに衝撃を受けました。 現在は大学の看護教員として、Webを活用した健康支援プログラムの開発・研究を続けています。
大学院時代、息子が小児がんと診断されました。看護師としての知識と、親としての不安が交錯する日々の中で、「治療後も続く課題がある」という現実を身をもって経験しました。
息子は治療から20年以上が経過した今も、就職・健康維持など多くの課題に向き合い続けています。 その経験が、成人した小児がん経験者(AYA世代)を支える研究への原動力となっています。
実は私、異世界転生漫画が大好きなんです(笑)。 主人公が別の世界に転生し、仲間と出会い、少しずつ強くなっていくあの物語の構造が、 小児がんを経験した皆さんの歩みに重なって見えました。
病気を乗り越えた皆さんは、すでに一度「転生」を経験した勇者です。 でもその先の「健康を守り続ける旅」は、まだ始まったばかり。 どうせなら、漫画のキャラクターのように、ゲームを楽しむように、 ワクワクしながら健康習慣を身につけてほしい。
医学的なエビデンスと、漫画の楽しさを組み合わせる。 それが、このサイトを作った理由です。 皆さんの声が、このプログラムをもっとよくします。ぜひ一緒に冒険しましょう。
自分らしい物語を歩んでほしい。」
― 福井 郁子
3つの試練の詳細
各クエストが科学的エビデンスに基づく理由。
——運動プログラムについて
運動は、最もコスパの高い健康行動です。道具も特別な場所も不要。 隙間時間の細切れ運動でも積み重なれば健康効果が生まれます。 小児がん経験者の方は体力が低下していることも多いため、低強度から徐々に始める「ゆるく長く続けられる運動」を提案します。
——栄養プログラムについて
忙しい日々の中で食事は後回しになりがちです。物価高が続く今、現実の生活に寄り添いながら、 オメガ3系脂肪酸を含む魚と抗酸化物質を含むカラフルな野菜を日常に取り入れるための方法を提案します。 「1品増やす・1品置き換える」小さな工夫から始めましょう。
——AIコーチングについて
「運動したい」「ちゃんと食べたい」——頭では分かっているのに、なかなか動けない。 このギャップを埋めるのがAIコーチング。 GROWモデルという目標設定の方法をベースに、「目標・現状・できること・意思」を一緒に整理しながら次の一歩を探します。
批判もなく、プレッシャーもなく、ただ寄り添いながら。いつでも・何度でも・無料でアクセスできる、AIならではの強みです。
3つの研究プログラム
現在並行して進めているWeb研究。参加者を募集しています。
働く世代の小児がん経験者の運動量を増やすWebプログラム研究。12週間のプログラムで、週1回10分程度、すべてWeb上で実施。アメリカがん協会ガイドライン(2020年版)を参考に設計。
- 現在18〜39歳の小児がん経験者(発症時0〜14歳)
- 治療終了後5年以上経過した方
- 白血病または悪性リンパ腫が対象疾患
- ※運動制限・めまい・バランス障害のある方は参加不可
働く世代の小児がん経験者とAYA世代がん経験者の栄養Webプログラム研究。オメガ3系脂肪酸を含む魚と抗酸化物質を含むカラフルな野菜を日常に取り入れるための栄養メニューを提案。
- 小児がん経験者およびAYA世代のがん経験者
🗓 募集開始:2026年下旬予定
働く世代の小児がん経験者の健康行動への自動コーチング研究。GROWモデルによるAIコーチングで「目標・現状・できること・意思」を整理。参加方法はFormsでの質問調査とZoomを使ったチャットボットインタビュー。
- 0〜18歳時にがんと診断され、現在18〜39歳以下の方
- 治療終了後2年以上経過した方
日常でできるワンポイント動画
隙間時間で取り組める健康習慣のヒントを動画でお届け。
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